しだれ桜と千手観音堂

清雲寺しだれ桜

しだれ桜

桜の咲くころになると荒川では、樹齢約600年以上ともいわれるエドヒガンザクラをはじめとし、境内には大小約30本の枝垂桜が植えられています。画像のところの石段を上がって中に入ると、六地蔵尊がありますが、その近くに咲いているのが、このしだれ桜になり、寛保元年本堂再建のときに若木で花を咲かせていたというので、樹齢400年以上が過ぎているといわれています。あまりにも綺麗なので、毎年多くの人で賑わい、花見を楽しむ人々であふれております。エドヒガンザクラの開花と1週間程ずれて、秩父紅しだれ桜も咲き始めるので桜を長い期間楽しむことができます。

エドヒガンザクラ

エドヒガンザクラ

樹齢600年の樹高15m、根回り2.72mのエドヒガンザクラは、応永三十年(1423)清雲寺を開いた楳峯香禅師が植えたと伝わる古木で埼玉県の天然記念物に指定されています。この桜は、毎年見事な花を多くの人々に見せてくれます。桜の近くの椅子に座ってゆっくり見たり、写真撮影をしたりして皆さん楽しまれております。

 桜の花で満開

桜

色々な種類の桜も楽しめるので大満足です。出店もありますので、美味しいものを食べたりして花見をしてください。

清雲寺しだれ桜

見頃時期:3月下旬~4月上旬

電車:武州中川駅(秩父鉄道)から徒歩20分

車:花園インター(関越道)から1時間

駐車場:有料で各場所があるので清雲寺に近い場所に駐車してください。

 

千手観音堂

千手観音堂

新編武蔵風土記稿によれば、この堂は「天文2年の棟札あり、二間半に二間、千手観音坐像を安ず」とあります。現在の堂は、明治8年に再建されたと伝えられています。堂内には、本尊の千手観音像や十六善神像があり、市指定文化財となっています。また、回廊の天井には、いくつもの絵がありますが、これは、相撲四十八手板絵になっており市指定文化財となっています。毎年、荒川上田野舟川の千手観音堂では、身体健全、無病息災を祈願し、相撲を奉納するもので、相撲は二番取りで始めの一番で勝った方が二番には負けて1勝1敗とする勝敗なしの取り組みが行われております。

相撲取組絵柄

相撲取組絵柄

千手観音堂の天井を見ると、いくつもの相撲取組絵柄があります。同じ取組絵柄はないので、すべての相撲の組手が描かれているのでしょう。すごく丁寧に描かれているので、とても見やすくなっております。

ルート案内:清雲寺から徒歩10分くらいの場所にあるのでお時間があれば立ち寄ってみてください。わからない場合は、近所の人に聞いてもらえば、教えてくれると思います。