ハナビシソウと旧新井家見学

ハナビシソウ

ハナビシソウ

長瀞にあるハナビシソウは、面積1万平方メートル、そよ風に可憐になびく景色は格別です。初夏に4弁花を多数咲かせ、葉がコスモスの葉のように細烈する耐寒性多年草です。明るい日中は開花していますが、暗くなると閉じます。時間が経過すると平らに開ききった形になり、その姿が菱形なので花菱草と呼ばれています。別名カリフォルニア・ポピーとはカリフォルニアで自生していることから名づけられました。色とりどりのお花と秩父の山々の景色をお楽しみください。

 ハナビシソウ

長瀞のハナビシソウ

ハナビシソウは、ケシ科の1年草です。和名は、花菱草で、通称では、カリフォルニアポピーと呼ばれて親しまれております。太陽の光が当たってくる頃に花が咲き、夕方になって暗くなってくると花が閉じる性質になっております。つぼみの時は、とんがり帽子のようになっていて、開花する時に、かさが取れて開花します。この花は、花びらにつやがありますので、太陽の光が花びらにあたるとキラキラと咲いているように見えます。ピンク・白・黄色等色とりどりのハナビシソウが遊歩道から見れて気持ちがいいです。

長瀞ハナビシソウ

見頃:5月中旬~6月上旬

場所:埼玉県秩父市長瀞町長瀞1164

電車:長瀞駅(秩父鉄道)より徒歩5分

車:花園インター(関越道)より25分

 

旧新井家見学

旧新井家

秩父市長瀞町は昔から養蚕が盛んでしたが、人々は他に畑作・山仕事・荒川を中心とした漁業などによって生計をたてていました。秩父市長瀞郷土資料館は、一連の養蚕機具をはじめとして、農具や山仕事の道具、漁撈用具が展示されています。また、この他に野上絣の資料や小正月飾り、山里の生活用具を展示しています。野上絣は明治時代に長瀞で生まれた織物で、大正から昭和初期にかけて盛んに生産されました。その他、板葺屋根の旧新井家住宅の当時の様子が家の中に入ってご覧になれます。この家の特徴は、屋根が板葺になっていることです。板葺の屋根はとても古い時代から使われてきました。
木の目がよく通って耐久性に優れた木を割って作ったとされております。これは、木の目に従って割られ、木の目が切れないことで耐久力が増すといわれております。割り板は、屋根に葺かれた時に、一枚一枚の間に空気の層ができて、雨を吸い上げることもなく、速やかに流れ落ちて乾燥も早いといいます。今の時代では、とても珍しい屋根の作りになりますので、是非とも職人が作り出した技術をご覧ください。

長瀞郷土資料館

住所:埼玉県秩父市長瀞町長瀞1164

電話:0494-66-0297

電車:長瀞駅(秩父鉄道)より徒歩5分

車:花園インター(関越道)より25分