ノコギリクワガタ図鑑
ノコギリクワガタ正面
正面から見ると、とても大きなアゴだ!こいつで、はさまれたら小さな昆虫は真っ二つになっちゃいそうだな。口で樹液を舐め、触覚でエサやメスのにおいを探すんだ!レーダーみたいな役割をするんだね。
真上から見てみよう
ノコギリクワガタの真上から翅をひろげてみると、硬い前ばねの下に、後ろばねがあるのがわかるね!こいつをおもいっきりはばたかせて飛んでいくんだよ!複眼は小さな目みたいな物がいくつもあり後ろから来た敵もわかるんだ!
裏から見てみよう
ノコギリクワガタには、人間のような耳や鼻はないんだ。それでも音やにおいを感じることができるんだ!体に生えている毛で空気の振動が音の正体をキャッチして敵が近づくのをしることがでくるのさ。よくみると毛が生えているよ。
翅を広げた時
これが、翅を広げたときの格好さ!閉じているときもカッコイイが、広げて飛んでいる時も、カッコイイネ!触覚レーダーをたよりにエサやメスを探しに飛んでいくんだね。
ワカノコとは?
ワカノコって、私が小学生の頃、ノコギリクワガタのアゴが小さいタイプをワカノコって言ってました。これは、幼虫の時に、満足にエサが食べられずに早めに羽化したタイプのノコギリクワガタです。自然界では、同じエサ場に他の幼虫もいるのですべてが大きくなるのではないのです。自然界は厳しいのですよね。
補足:ノコギリクワガタの捕まえ方をご説明いたします。このクワガタは、山奥ではなく、民家の近くや、その近辺の山に生息しております。昼間から活動しており、木の枝の裏側や葉の陰に隠れております。比較的、メスの近くにいることが多いと思います。木の枝の近くを探しているとカナブンなどが飛んでいる場合は、そのカナブンがどこにとまるかチェックしてみましょう。カナブンは樹液に集まりますので、その周りの枝を探すとノコギリクワガタを発見できることが多いです。探す木は、コナラ・クヌギ・ヤナギ・クルミの木などになります。ノコギリクワガタを1匹でも見つけることができれば、他の場所にいるクワガタも発見できるようになるものです。いろいろな人を見ているとお子様のほうが大人より見つけるのがうまかったりするときが多いですね。