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茅葺き屋根の補修工事の足場と下地

茅葺き屋根の下地

丸太の足場

茅葺き屋根の補修工事をするときの足場は、丸太をつかって組んでいきます。私は、かなりこの組み方をみているので、こうやって丸太と縄を使って、倒れないように補強をいれながら組みます。

丸太の足場

こちら側もしっかりと組んでいきます。昔は、丸太を使って足場を組んだりしたことが多かったのですが、今は、こうやって丸太を使って足場を組む人は少ないと思いますよ。

茅葺き屋根の下地

屋根の下地作りですが。この下地作りは、マスターしておりますので、どんどん組んでいきます。まず、茅をはいでいきます。そして古い下地の竹を取り除き、横には丸太を3本入れて強度のレベルを上げておきます。通常は、ここは孟宗竹を入れるのですが、私は、強くするために丸太を入れました。次に、縦に竹を並べていくのですが、ここは真竹を使って並べていきます。この並べ方や置き方もあるのですが省略します。ここで使っている縄の縛りかたは、3種類あり、それをきちんと使いながら縄を絞めていきます。よくみると、左側の縦に2本丸太を入れてあるのですが、ここは力がかかるので補強でいれてあります。

茅葺き屋根の下地

最後に割った竹を一定の間隔で並べていき、数カ所、ある一定の縄の通しかたで、竹をおさえていきます。ここでの下地の作り方は、皆野の内田家の門を作るときにボランティアで手伝いに行きました。それと去年、すぎの子の駐車場側の下地をやるときに見せてもらったので、このように作成することができました。職人さんに見てもらったところ、これでOKだそうです。がんばるよ~

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  • コメント ( 2 )

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  1. しばた

    すいません。一つ質問させていただきます。
    竹を縛る縄の縛り方は3種類あり、ということをおっしゃられていましたが、なんという結び方なのですか。

    • yoshihiko

      私は、独学で覚えたので、全部の縛り方の名前は、わかりませんが、
      一つは、一つの縄を切らずにずっと編んでいく「いちごがけ」というものです。次は、足場を組むときのしばりかたは、「蛇のような口をつくってぐるぐる縛るやり方」です。これ、一度締めたら、緩まない締め方になります。屋根の小麦を並べていくときに、割った竹と細い竹を縛るやりかたは2種類あって、それぞれ簡単ですが、一度締めたら緩まなく、下から見て綺麗な縛り方です。次に、基礎の部分に孟宗竹を縄で締めていくのですが、これも縄の締め方が違っております。茅葺屋根を自分で作業を行うために、縄の縛り方を学ぼうとしているのでしょうか?

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