茅葺屋根の葺き替え~均等に並べていく難しさ
すぎの子の屋根の材料は、小麦になっております。この小麦の長さは、約60cm~70cmくらいになります。並べるときは、小麦1本1本に空気が入るように綺麗にそろえてから、板のようにして持って並べていきます。下から見ていると簡単に見えるのですが、実際にやってみるとかなり難しい作業になります。屋根の下から上まで均等に並べていかないといけないからです。
不規則な場所に不規則な物を並べていく難しさは、やったことのある人でないとわからいでしょう。
小麦を並べていったら、あとは、こうやって木のコテで角度修正していきます。これも、簡単に見えますが、難しいと思います。
足場の竹を置いたら、あとは、上の竹を締め付けていきます。この時の縄は、いったん締めると、ゆるまないような縄の締め方になっております。
ハナから上の部分に端の部分を作成していきます。ここが定規の役割になっているので、ここができないと、平らな面も葺けない感じになっているんです。
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