札所23番音楽寺と札所24番法泉寺
札所23番音楽寺は、ミューズパークにありますので、すぐにわかるかと思います。観音堂は、三間四面、銅板葺きの方形造りで、まわりに勾欄つきの浜縁をめぐらしています。ここからは、秩父の景色がよく見え、武甲山・三峯山・奥秩父連峰・秩父市街地が見えますので気持ちが良いです。
この梵鐘は、鐘身の上方に108個の乳頭、下部には聖観音、十一面観音、如意輪観音、千手観音、馬頭観音などが浮き彫りされております。ありがたい鐘なので、たたくときは静かに叩いてください。
内山源蔵は老母より、音楽寺の守仏の御影を懐中に入れ出陣し、勝利を得後に出家して観音を供養したと云います。
札所24番法泉寺の階段です。この階段の幅が狭いので、ここを登りきるとかなり疲れます。石段は、116段になっているみたいですよ。
長い石段を登りきった右側には、「一休み一休み」と書いてありますが、まさにここで一休みをした方がよいですね。
札所24番法泉寺です。江戸時代中期の建立になる本堂です。毎年4月18日には地元の人々が集まり廻り念仏が行われます。堂の入り口には、竹で作られたような物が2つつるしてありましたが、これは、吊し竹灯籠と言うみたいです。
昔武州恋ヶ窪に住む遊女は深く観音を信仰し、修行僧たちに毎朝施しをするほど慈悲深かった。ある時、口の中に腫れ物ができ苦しんでいると、秩父の僧が突然現れて一本の楊の枝を与え、これで口をそそぐよう教えた。遊女がその通りにすると、口中の病はぴたりとやんだと云われております。
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