栃の実を干しました。
今年の天候は、かなり不安定な天候だったので、栃の実は、あるのかな?と思い、山々を歩きまわったところ、1か所だけ栃の実が落ちている場所がありました。獣道をみると、どうやら鹿が毎日訪れているようなので、鹿より先のリズムで動くことにしました。木の実が落ちる日と鹿の時間帯を考えて、狙った日に行くと、見事に栃の実が落ちておりましたので、どんどん拾っていきます。
栃の実って、トチノキと呼ばれる大きな落葉樹の果実になっております。昔から人々に食されてきた歴史があり、秩父では古くから重要な食料源として利用されてきました。トチノキは、その大きな葉と綺麗な花が特徴の木です。春には、大きな円錐形の花序に白い花をたくさんつけ、初夏には実をつけます。栃の実は、栗のような形をしていますが、皮が硬く、アクが強いのが特徴です。
この実は、良質なでんぷん質を豊富に含んでおり、エネルギー源として優れています。また、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれており、健康維持に役立つ栄養素がたっぷりです。
栃の実は、拾ってきたら一晩、水につけておきます。次の日に、熱湯を注ぎ入れ、温度が下がってきたら、実の皮を剥いていきます。私は、弥生時代に使っていたと思われる道具を再現して、木の実の皮をねじり剥き、あとは、コテを改造した物を使って剥いております。
あとは、こうやってカラカラになるまで干しておきます。
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