茅葺屋根の葺き替え~屋根の端の部分を作成
昨日は、屋根の端の部分を作成しました。端の部分は、4つの茅の束を作り、連結して作成します。この部分の作成方法と、この上の段の作成方法は、少し異なるので、覚えるには、かなりの期間がかかります。屋根全体のイメージをいれつつ、この部分を作成していくと、うまくいくと思います。一人で屋根の葺き替えをするようになって、この端の部分を作成するのは、今回で4回目となりますが、かなりうまくなっていると思います。
綺麗に小麦を並べていきます。この小麦を並べる作業は、1本1本に空気が入るようにし、小麦の束を板のように持って並べていきます。これが、慣れないとなかなかできないんですよ。数か所、小麦の束がつまっていたりするとそこが堅くなるので、竹をおいて締めても、小麦が抜けていくといった感じになります。
小麦を並べ終わったら、木のコテを使って45度になるようにして叩いていきます。叩いてから、叩いた場所に顔を近づけて、屋根上を見て、屋根の先端が見えればOKって感じです。小麦を並べた場所に少しだけ色違いな部分があるのは、古い材料をとったときに、まだ、使える小麦は、混ぜて使っているからです。
平らな部分を叩いて調整し、端の部分は、綺麗に細かく叩いていきます。ここは、屋根の先端になりますので、綺麗に調整します。
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