藁葺き屋根の葺き替え~立ち上がりの部分
藁葺き屋根の葺き替えをスタートしました。悪くなっている部分を綺麗に取り除き、一番端の部分に行き、小麦の束を4つ作り、綺麗に連鎖させていきます。ここは、刀の先端の部分の作成なので、慎重に作っていきます。屋根の端の部分は、定規の役割になっているので、ここを作ってから、平らな部分に小麦を並べていくといった感じになります。慣れてきているので、綺麗に作ることができました。
小麦を持つときは、こうやって1本1本に空気が入るように並べなおして、板のように持ってから並べていきます。これが慣れないと、なかなかできないんですよね。1000回くらいやったら、やっと自分で納得のいくように持てるといった感じです。
小麦を並べ終わったら、細い竹を置いて、縄で締めていきます。
木のコテを使って、綺麗に叩いていき、角度修正していきます。何回も何回も叩いて角度を調整していきます。これも慣れないとできないですよ。私のコテは、杉の木の根元を使って作ってあるので、よく小麦にひっかかるようになっています。この道具は売っていないので、自分で好きなように作るんです。
木のコテを使って叩き終わったら、足場の丸太を置き、あとは、細い竹を縄で強く締めていきます。これで最初の立ち上がりの部分が完成しました。小麦を葺く量が多かったので、かなり疲れましたね。立ち上がりの部分がうまくいったので、一安心です。
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