札所11番 常楽寺と札所12番 野坂寺
札所11番の常楽寺には、ちょっとした長い石段がありますが、昔の石段になっているので石段の一つ一つが狭くなっておりますので、登るのに少し疲れます。観音堂は、三間四面、流れ向拝付き方形建築になっております。本尊は、十一面観音で行基作の釈迦如来像もあります。
上人は、仁王門建立中、病気となったが、本尊の十一面観音に快復を祈ったところ、ある夜、夢に老僧と金剛神が現れて上人の手を引き、「汝の病気、吾、治すべし」語りかけたところで夢が覚め、病気も治っていたといいます。
札所12番 野坂寺は、六間四面の立派な本堂になっております。庭も広々としており、よく手入れされた植木が美しいです。阿弥陀・釈迦像・十三仏像が安置されており、階下両脇には十王がまつってあります。
訪れる人が、なでるみたいで、あちらこちら光っておりました。
昔、甲斐の商人がこの地で山賊に襲われた際、とても助からぬ命と一心に「南無観世音」と唱えたところ、肌に付けていた守り袋の中の観音像が電光となって輝き、山賊どもは退散しました。そこで商人は甲斐の国から聖観音像を運んできて、ここに安置したと云われております。
牛に乗った観音様がいましたが、なんかとても格好良く見えました。ん~素晴らしい!
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