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茅葺屋根の作り方を理解した!

茅葺屋根の作り方

すぎの子の茅葺屋根の作り方を学び始めてから9年になりますが、やっとすべての作り方が頭の中に入ってきました。ここで、茅葺屋根の難しい部分を説明いたします。

①ここは、刀をイメージしながら作っていく部分になっており、ここを作りながら平らな部分も作っていきます。端の部分は、定規にもなっているので、ここを作らないと平らな部分も小麦を葺けないと思った方が良いです。1段目の端の部分の作り方は、少しだけ違っていて、2段目以降からは、また少し違う作り方になっております。

②ここは、ハナと呼ばれている部分になっており、ここから角度が上に上がっていくので、慣れないと難しい場所になります。風もよく当たる部分になるので、しっかりと作らないと、崩れ落ちると思います。

③ここは、煙出しの部分になります。刀をイメージする部分と同じように作ります。ハナを作る部分の工程から、ここの部分に来たら、葺き方を変えていきます。

私は、足場丸太の作り方・屋根の下地作り・縄の絞め方・小麦の拭き方をすべて覚えたので、次に屋根を葺くときは、より細かい場所に注意しながら葺いていこうと思います。すべて理解すると、なんだか楽しくなってきましたね。

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  • コメント ( 2 )

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  1. 古澤

    初めまして。
    千葉県茂原市で古民家が解体される直前に購入して譲り受け、現在は古来の姿に
    戻らせるため、庭の竹林整備から内装の木工作業等を行っております。
    茅葺屋根の上にトタン葺きの状態で雨漏れはしていませんが、いずれトタンを
    外し、茅葺屋根の葺き替えを自ら行って蘇らせたいと考えておりますが、
    茅葺職人や茅葺作業現場が見つからず困っている矢先に御ブログを見つけました。
    茅葺屋根の葺き替え作業をされる際には是非お声を掛けていただきますれば幸い
    です。手元やお手伝いをさせていただきながら自らの体で覚えたいと思います。
    当然ながらお金は一切いただくつもりはございません。いつの日か古民家を自分の
    手で葺き替え再生させたい願いだけです。
    屋根職人ではございませんが、これまで瓦屋根の入れ替えや棟の漆喰入れ替え
    作業程度は経験がございます。

    • yoshihiko

      コメントありがとうございます。内容を読み、とても素晴らしい考えと思いました。私は、職人さんがいたら覚えようとしなかったのですが、どうしてもこの家の屋根をいつまでも保っていきたいと思ったので、独学で覚える方法を考えつき、覚えるまでに10年はかかってしまいましたが、今では、かなり美しく葺けるようになりました。おそらく古澤さんも同じように思っていると思います。職人さんに頼むと費用がかなりかかりますので、再現は、不可能に近いと思いますが。ご自分で葺ければ、こんなに素晴らしいことはないので、是非、頑張ってみて下さい。私のもっている技術でよろしければ、今年の9月~10月末頃の間で、屋根のメンテナンスを行う予定なので、是非、電話していらしてみてください。かなりの知識が身につくと思いますよ。お互いにがんばっていきましょう。

      担当:宮崎 義彦

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