藁葺き屋根の葺き替え~立ち上がりから刀の刃を作成
藁葺き屋根の葺き替えを始めました。9月は、台風も多いし、かなり悩んだのですが、葺き替えをしようと思っている場所が、表面の半面なので、9月にスタートすることを決意しました。はじめて9月に葺き替え作業をしましたが、晴れていると、太陽の光が小麦に反射して、汗がふきでてきます。もうね~倒れるくらいになりますが、頑張って作業を進めてみました。
屋根の端の部分は、刀の刃をイメージしながら作っていくので、丁寧に作成します。そこから端を作ったリズムと同じリズムで平らな部分を作成していきます。これが、かなり難しいんですよね~
屋根の端の部分は、こんな感じで作っていきます。刀の刃をイメージして作っていくので、下から見上げると、刃のような感じに見えてきます。小さなコテを作ったので、細かく叩きながら調整していきます。なかなか良い感じに仕上がってきています。
平らな部分は、こうやって綺麗に並べていきます。上下の厚みを調整しながら並べていきますが、1本1本空気が入ったような感覚で並べていきます。それをすることによって雨の流れもよくなり、小麦も落ちにくくなります。
刀の部分は、何度もきて叩いて調整していきます。屋根の端の部分が定規の役割になっているので、ここがうまくできないと、平らな部分もうまく作ることはできません。端の部分の作り方と、平らな部分の作り方は、同じリズムになっています。だから、平らな部分が葺き終わると、端の部分との高さも一緒になるんです。
平らな部分は、長い木のコテをつかって叩いていきます。45度勾配にあわせて叩いていき、叩き終わったら屋根の上が見えるような感じで調整していきます。
最後に小さなコテをつかって微調整して叩いていき、藁葺き屋根の刀の部分ができました。
次は、ハナの部分の作成に入ります。
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