秩父札所6番巡り向陽山ト雲寺を開基したのは島田与左衛門

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秩父札所6番巡り向陽山ト雲寺のご案内

歴史

歴史

秩父札所6番の本尊は、行基作と伝えられる聖観音で、古くは武甲山頂の蔵王権現社に祀られていました。いつの頃か、とが池にすむ大蛇をこの聖観音に祈願して村人たちが退散させました。村人たちは、とが池を埋めて草堂を建て、武甲山から観音を移して萩野堂したといいます。本堂は、竹林を背にした民家風のたたずまいです。開基は島田与左衛門という村人です。寺号は彼の法号「ト雲源心庵主」を由来しております。

札所6番

札所6番

秩父札所6番の寺宝となっている着色紙本「萩野堂縁起絵巻」は天明元年の作です。武甲山蔵王権現と萩野堂との関わりが詳しく書かれています。絵巻を掲載した小冊子が納形所で領布されております。また、昔、武甲山に棲んでいた山姥の歯、というものが残されています。この山姥は、身長が約3mあって、里人に危害を加えていたのが、行基の祈禱で降伏され、自ら前歯一枚、奥歯二枚を折って差し出したという言い伝えが残っております。境内に上がる坂の途中にある「ねがい地蔵」は、子授け、入試合格、大願成就などで知られており、八代将軍吉宗の時代にこの地方を疫病が襲った際、この地蔵に平癒祈願し、地蔵菩薩の慈悲による悪疫退散の功験があったといいます。

御詠歌:初秋に 風吹き結ぶ萩の堂 宿かりの世の 夢ぞ覚めける
真言:おん あろりきゃ そわか
宗派:曹洞宗
本尊:聖観音菩薩
住所:〒368-0072 埼玉県秩父群横瀬町横瀬1430
電話:0494-24-6236
時間:8時~17時
交通:秩父鉄道「秩父駅」より西武バス松枝行きで「横瀬橋」下車、徒歩10分。または、西武線「横瀬駅」より徒歩30分。

願い地蔵

願い地蔵

秩父札所6番寺本堂の右手にある願い地蔵で、信者の方が寄進したものであります。家内安全、交通安全の御利益があるといわれ、線香を上げて拝んでいる 人が多いです。とても和やかなお顔をしていて、見ているだけで心が和みます。手を合わせて拝み、ご利益をもらいましょう。

武甲山

武甲山

秩父札所6番の高台から武甲山を眺めることができます。横瀬の町も見ることができるので、のどかでとてもいい景色になっております。ここまで上がってくるのは疲れますので、ちょっと景色でもみながら一息入れてください。

一人の禅客

一人の禅客

一人の禅客来りて6年の間、和歌の工夫せしが、ある日誰とも知らぬ一首の和歌を詠じ、禅客この一首を聞き忽ち無常迅速の理を悟り基の声の処を尋ね見れば一株の萩の下に詠歌の短冊あり、誠に観音の霊感なりと多くの人々霊験を蒙り、今の萩ノ堂を建立繁昌の地となれり