秩父札所15番巡り母巣山少林寺と妙見宮

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秩父札所15番巡り母巣山少林寺のご案内

歴史

歴史

札所15番は、元はすぐ近くにある秩父神社の境内の母巣山蔵福寺だったが、明治維新後の神仏分離で蔵福寺は廃寺となりました。御詠歌にある「母巣の森の蔵福寺」が、このことを今に伝えております。一方、東町柳島にあった五葉山少林寺が現在の場所に移転し、蔵福寺とあわせて札所を継承することになりました。秩父神社は、三峰神社・宝登山神社とともに秩父三社の中心で式内社であります。式内社は、延喜式の神名帳に記載されている神社で、古代から続く由緒があります。桓武平氏の一族平良文が秩父の祖である由縁で妙見菩薩が祀られ、近世まで妙見宮と呼ばれていました。有名な秩父夜祭は、この妙見様の祭礼であります。

札所15番

札所15番

1878年(明治11年)の秩父の大火でこの寺も焼失したので、札所15番の本堂再建の際、内部は和式ながら火災予防の見地から木造の外側をすべて白色の漆喰塗りで仕上げたもので、札所中唯一の土蔵造りの堂である。この寺はもともと母巣山蔵福寺といい秩父神社境内にあったが、明治維新の神仏判然令でいったん廃寺になった。そのため、信者達が役所に願い出て、市内柳島にあった五葉山少林禅寺を現在の所に移し、両寺合わせて秩父札所15番を継承する事にしたのだという。こうしたいきさつから山号と寺号をそれぞれ一つずつとって母巣山少林寺と呼称し、札所連合会でもこれに統一している。

御詠歌:みどり子の 母巣の森の蔵福寺 ちちもろともに ちかひもらすな
真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
宗派:臨済宗建長寺派
本尊:十一面観音菩薩
住所:〒368-0041 埼玉県秩父市番場町7-9
電話:0494-22-3541
時間:8時~17時
交通:「西武秩父駅」より徒歩8分。または、秩父鉄道「秩父駅」より徒歩5分。

半僧坊大権現

半僧坊大権現

秩父札所15番寺の石段を上がった右手に白いお堂があります。鎌倉の建長寺の山にある半僧坊様のご分霊をいただいてきてお祀りしたものであります。半僧坊 様は佛法を守護し庶民を護ってくれるといいます。ここの半僧坊大権現は、特に火災予防の御利益があるといわれて信仰されております。

地蔵様

地蔵様

秩父札所15番寺のお堂に地蔵様が祀られております。このお地蔵様は子育ての御利益があるといわれ、願をかける人が多いです。この寺に来て鳴る鈴の音に振返ると、子供の成長を一心に願っている巡礼者の姿をみます。

秩父事件

秩父事件

札所15番寺では、明治17年11月この静かな山里に秩父事件がおこりました。生活に苦しむ農民約1万人が蜂起し、各地で戦斗が展開されました。この戦斗 で殉職した警官窪田鷹男、青木興市の両警部補に対し山縣有内務大臣から贈られた碑文が建立されております。この碑に静かに手を合わせている人もおります。