秩父札所20番巡り法王山岩之上堂には、三十三観音の彫刻

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秩父札所20番巡り法王山岩之上堂のご案内

歴史

歴史

秩父札所20番の岩之上堂は、江戸時代から今に続く旧家、内田家の個人所有です。縁起については「円通伝」に「応仁の頃から当郡も里人みな離散し、神社には朝清めする祝子もなく、仏閣に香花を供する法師も住せず」「この御堂も悉く破却せられ、本尊のみ岩の上に建て置き」などとあったのを、武州鉢形城落城後、内田家の先祖がこの地で堂守となって、十七世紀半ばに、諸方の浄財を得て二十五年かけて今見る堂宇に整えました。石段の下には、乳水場と呼ばれる洞窟があり、昔、乳の出ない母親が洞窟の天井から滴る水を飲むと乳が迸るように出たといいます。今は、地蔵尊が祀られております。

札所20番

札所20番

札所20番は秩父札所中最古の建物で境内は荒川に臨む断崖の上にあり、三間四面の堂は向拝から土間に入れるようになっており、須弥壇が間近に仰げるので観音さんと共にあるような感じだ。宮殿形の春日式厨子は、扉の見返りに三十三観音・日・月・風・雷神像をとりつけ、内部は金箔押し。秩父札所20番の本尊は2尺3寸5分の聖観音立像で、共に藤原時代の逸品。堂内に猿子の瓔珞が飾られている。千疋猿とも言われ、小切れと綿を使って小猿の形に縫い上げたものを天蓋一張りに千個、観音堂の天井から吊るし飾ったものである。この地の人が実家の母の看病で荒川を渡ろうとしたが大水で舟がなくて困っていると小舟が現れて渡してくれた。それは観音様が子供に姿をかえて助けてくれたのだという話があります。

御詠歌:苔むしろ しきてもとまれ 岩の上 玉のうてなも くちはつる身を
真言:おん あろりきゃ そわか
宗派:臨済宗南禅寺派
本尊:聖観音菩薩
住所:〒368-0056 埼玉県秩父市寺尾2169
電話:0494-23-9419
時間:8時~17時
交通:「西武秩父駅」より西武バス小鹿野車庫行きで「秩父橋」下車、徒歩5分。または、秩父鉄道「大野原駅」より徒歩30分。

堂内から見る風景

堂内から見る風景

秩父札所20番の堂内から外を見ると手入がいきとどいた庭と寺下に流れる荒川の音が響いて心地よい。今は、ダムなどができて荒川の水もすくないが、当時はものすごい水の量で人が向こう岸に渡るのには渡し船でなければ行けなかったことがわかります。

五輪の塔

五輪の塔

札所20番寺のお堂は内田家で管理しております。内田家のご先祖様の内田武左衛門尉政勝氏が自らの資金と一部は武蔵、相模、駿河等の国々から勧募して造っ たのであります。僧侶でなくて代々このお堂を管理してきたことは内田家の大いなる誇りであります。この偉業を偲んで内田家の墓地にある五輪の塔を拝んでい る人もおります。

乳水場

乳水場

秩父札所20番寺のお堂の下に、乳水場があります。大きな岩の下から清水が垂れています。昔、乳母が主人の子にお乳をくれると自分の子供にくれる乳が出なく なって困り果てました。思いつめて荒川に入水しようとしたとき「この水を飲め」という声がしました。そのとおりにすると不思議にも乳房が張ってきてほとば しるように乳が出るようになったといいます。

霊験記

霊験記

この地の人が実家の母の看病で荒川を渡ろうとしたが大水で舟がなくて困っていると小舟が現れて渡してくれた。それは観音様が子供に姿をかえて助けてくれたのだという言い伝えが今もなを語られております。