春一番の節分草と福寿草を楽しむ

節分草の群れ

すぎの子の宿に梅の木があり、そこに節分草の花が、毎年500花以上は咲き乱れます。白くて小さいお花で、たくさん群れている姿はまるで白い妖精たちが微笑んでいるようです。節分草は、掘り出してみると球根が丸くなっております。これは、斜面を転がりながら増えていくようになっているので、山に行くと岩場が崩れているような場所に群れているのをみかけることがあります。節分草には、5弁の白い花びらのように見えるものがありますが、これは萼になります。本当の花びらは退化して、花の中心にある黄色い蜜槽と呼ばれるものになっています。この花は、石灰岩を含んだ場所に好んで生えているため、秩父だけにしかない花などと呼ばれております。節分の頃に花を咲かせるので節分草と名がついたみたいです。学名の「Eranthis pinnatifida」エランティスは「春の花」という意味があり、春を代表するお花として有名です。

節分草とミツバチ

節分草とミツバチ

節分草のお花が咲くと、どこからかミツバチが飛んできます。この時期はまだお花があまり咲いていないので、節分草の甘い香りに誘われてやってくるのでしょう。小さなお花にとまって蜜を集めているミツバチの姿はとても可愛いです。毎年、節分草にミツバチがやってくるので、一眼カメラで撮影するのが楽しみです。

 白い妖精

白い妖精節分草

白くて可愛い節分草は、白い妖精とも呼ばれております。地面から花茎を伸ばして細かく切れ込んだ葉を開き、その先端に可憐な白い花を1輪咲かせます。白い花びらのように見えるのは、萼になりますので、半日陰の場所に群れる習性があります。

節分草見学

時期:2月上旬~3月上旬頃

場所:すぎの子の庭

 

幸せを呼ぶ福寿草

福寿草

春一番の新年を祝う花として喜ばれており、別名ガンジツソウ,マンサク等と呼ばれており、 福を招く、縁起の良い花として福寿草の名ができました。 福寿草は、株が大きくなると小分けして植えますので、どんどん増えていきます。宿のお稲荷さんの近くに50花以上は開花しますので是非、ご覧ください。また、花が終わった後は、葉が、羽状複葉になりますので、まるで鳥の羽のようになりますので、その姿も美しいです。

春一番の花

春一番の福寿草

春一番に新芽を出します。短い根茎には黒褐色の太い根がたくさんあります。福寿草の花径は3~4cmほどで,花弁は多数あり,黄色で輝いており 暖かさとともに茎を伸ばします。

幸せのお花

幸せのお花福寿草

福寿草が 開花すると、太陽の光に花びらが反射して花全体が輝きを見せております。ミツバチも甘い香りに誘われて、どこからか飛んできます。春一番のお花にミツバチがとまっている姿は美しいです。福寿草は、幸福と長寿を意味し、新春を祝う花として名づけられております。

福寿草草見学

時期:2月中旬~3月中旬頃

場所:すぎの子の庭