ワラ葺き体験

ワラ葺き屋根

ワラ葺き屋根

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日本の原風景を代表する茅葺き屋根の材料は、小麦を使って屋根を葺いたのが、はじまりとされております。江戸時代の頃は、屋根を葺く技術を職人さんが競って難しい屋根を考え、造っておりました。小麦は、皆さんが知っていると思いますが、とても細く、長さも60cm~70cmくらいになっております。ワラ葺き屋根は、この細い小麦を綺麗に並べて持ち、一定の厚さで屋根に葺いていく作業になっております。完成された屋根は、太陽がよく当たる面で、だいたい8年くらいもち、太陽が当たりにくい面で、4年くらいもちます。小麦を葺いてから細い竹で押さえて縄で締め付けるのですが、この細い竹が見えてくるようになったら、古い小麦を取り除き、新しい小麦に変えていく作業をおこないます。これが、屋根の葺き替え作業と呼ばれているものになります。

時代が進むにつれて、屋根をもっと強くする方法を職人さんが考え出し、材料をススキやチガヤに変えて葺いたところ、屋根の耐久力は、15年~20年になりました。茅葺き屋根を、ススキ・チガヤで葺く職人さんも現在では、減少し、残りわずかになっております。一方、この小麦を使って葺く職人さんのことを、「ワラ葺き職人」と呼んでおり、現在では、高齢化とともに職人さんが姿を消してしまいました。しかし、民宿すぎの子の屋根は、小麦を使って葺いてある、「ワラ葺き屋根」になっており、この屋根を守るために、私(宮崎 義彦)が、職人さんの技術を見て覚え、今では、自分で屋根を葺くようになりました。

この小麦を使って屋根を造る技術は、とても素晴らしいと思いますので、この日本の技術を教えていこうと思います。興味のある方は、期間限定と条件等がありますが、ワラ葺き体験をしてみませんか?きっと、よい体験になると思います。

Q&A

1)どのような感じで小麦を葺く体験をするのか?

ワラ葺き屋根

この画像を見てください。これが、小麦を葺く前の屋根の下地になります。この下地を簡単では、ありますが、宿の前に作成しますので、そこに葺いてもらいます。

2)体験期間は、いつごろか?

体験期間は、9月~12月になります。

3)参加人数は、何人からですか?

参加人数は、10人からとなります。15人以上ですと宿も貸し切りにできるようになります。屋根の下地を造るので、必ず10人以上でお願いいたします。少人数では、下地を造りませんのでご了承ください。

4)どのような人たちが、体験可能か?

学生さん・外国の方・屋根に興味のある方々になります。学生さんは、勉強にもなると思いますし、外国の方々も、日本の伝統的な職人の技術を学ぶことができます。

5)用意する物は?

用意していただく物は、手袋・少し汚れてもよい服装になります。小麦なので、そんなに汚くはないですが、多少のホコリが付くと思いますので、汚れてもよい服装でお願いいたします。

6)体験する時間帯は?

これは、話し合いで決めましょう。

7)体験料金について

無料となっております。(宿泊者限定のため)

 

以上ですが、興味のある方は、下記のお問い合わせフォームより、お問い合わせください。尚、宿泊の方、限定になっております。直接、お電話でもOKです。

 

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